人形は眠れない 我孫子武丸 
お久しぶりです！妹尾睦月です。
今回は、私の住む街で起きた連続放火事件に腹話術師の朝永さんと人形の鞠夫が果敢に挑戦します。 その最中、なんと私に言い寄ってくる好青年が現れて、もう大変。と、とにかくときめいて、そしてちょっぴり切ないひと夏の出来事のご報告です。人形探偵シリーズ好評第３弾。
今回も引き続き長編です。
朝永さんがぐずぐずしてる間に（笑）、おむつに猛烈アタックの男性登場！
朝永さんの昔の話なんかも語られます。
昔解決した・・・まぁ苦い思い出の事件の話です。
それと連続放火事件の謎。
明るくライトな文章ですが、我孫子氏のお得意の変態っぽい暗さ（表現しにくいんですけれど・・・）がすこ〜し入ってシリーズ内では異色な感じもうけますね。
我孫子氏はこの作品では「短編の面白さを兼ね備えた長編」を目指したのだそうですが
読んだ感想としては連載小説っぽいかな？
各章の最後に「次号に続く」って入ってそうなかんじです。
長編だけれど物語的に区切りがつきやすく、またそれほど厚い本ではないので、読むのに苦労はしないと思います。