10月はたそがれの国 レイ・ブラッドベリ 

 

レイ・ブラッドベリ, 宇野 利泰 / 東京創元社(1965/12)
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叙情詩人ブラッドベリの名声を確立した処女短編種「闇のカーニバル」全編に、新たに五編の新作を加えた作品集。ポオの衣鉢を継ぐ幻想文学の第一人者と称せられる作者が、流麗な文体で、読者を10月の国へ、たそがれの国へと導いていく。後期のSFファンタジーを中心とした短編とは異なり、ここには怪異と幻想の世界が息づいている。ジョー・マグナイニの挿絵12点を付した決定版。

これは推理小説ではありません。
幻想小説です。
後期のSFファンタジーを中心とした短編とは異なり、怪異と幻想の世界が息づいている!そうです。
残念ながら私はこれ以外の作品は読んでないので自分では比べられません。

19の短編が入っています。
クリスティーで言えば「死の猟犬」系統のお話なんですね。
わかりますかね?
テレビで言うと「世にも奇妙な物語」系?
不思議なお話です。
「ああ、そういうことか」と判る話もあれば、混沌とした中に読者を放置していくような話もあります。
納得がいかないのもあれば、意味がよくわからないものもあります。
怖い話が多いかな?

個人的には「壜」と「小さな殺人者」が怖かったです。
たまにはこういうのもいかがでしょうか?