ハッとしてトリック! 鯨統一郎 

 

鯨 統一郎 / 中央公論新社(2004/04/25)
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Amazonおすすめ度:


Jリーグ第2ステージ開幕が迫った8月初旬。ワールドカップ予選日本代表候補選手・安東大吾が奇怪な死を遂げた。それも衆人環視の中での爆死・・・。週刊誌記者の犬飼大志郎は、偶然にも現場に居合せた後輩記者の黒木典江とともに取材を開始する。警察も、異常なこの事件に自殺・他殺の両面から捜査を始めた。次第に明らかになる安東の人間関係、そして「田中に殺されるかもしれない」という生前の発言。事件は他殺、しかも身近に犯人がいると確信を深めた大志郎だが、その矢先、第二の変死事件が発生する!サッカーファンに捧げる驚愕のミステリー!!

2004年の4月に発売されてます。
内容は2004年のサッカーの話です。
出てくる選手の名前も実在のプレーヤーが出てきたりとか、ジーコ監督がどうとか・・・という箇所もあるのでリアルタイムな感じを味わえるのではないかと言う作品です。
まぁ裏を返せば、あまり時間が経つと楽しめない作品ってことになるのかな?
残念ながら私はサッカー詳しくないので、この話はちょっとマニアックな要素がちりばめられてる?と思いましたが・・・。
レッズの優勝がどうとかいろいろ書かれてます。

まさにサッカーファンに捧げる本格ミステリ。

コアなファンがターゲットなのか?(笑)
でも密室殺人やら人間消失やら、まぁ本格と言っても差し支えのない要素は揃っていますのでサッカーファンでなくてもそれなりに楽しめると思います。
そんなに厚い作品でもないですし、肩がこるような難しい説明やらウンチクやらはかかれてないので気軽に読める1冊ではないかと思います。
長編ですけどこれなら通勤の合間に読んだりしても平気じゃないでしょうか。