ステップファザ―・ステップ　宮部みゆき　

ステップファザー・ステップ

宮部 みゆき / 講談社(1996/07)

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中学生の双子の兄弟が住む家に落ちてきたのは、なんとプロの泥棒だった。そして一緒に暮らし始めた３人。まるで父子のような（！？）家庭生活がスタートする。次々と起こる７つの事件に、ユーモアあふれる３人の会話。宮部みゆきがお贈りする、Ｃ・ライス「スイートホーム殺人事件」にも匹敵する大傑作！

ぶっちゃけ
Ｃ・ライス「スイートホーム殺人事件」を知りませんが（笑）
この作品はコメディですねぇ。

『ステップファザ―・ステップ』
『トラブル・トラベラー』
『ワンナイト・スタンド』
『ヘルター・スケルター』
『ロンリー・ハート』
『ハンド・クーラー』
『ミルキー・ウェイ』

の７つの短編集です。

泥棒に入ろうとして失敗して屋根から落っこち
助けてくれた双子は、普段しゃべるのもユニゾンな兄弟。
しかも両親がそれぞれ浮気の果てに家におらず
泥棒に父親役をさせてしまおうという発想。

３人の会話が面白いんですよね。
それに、なんだかんだ言っても親切な泥棒と彼を頼りにしてる兄弟。
かわいいです。

この作品マンガにしたら面白そうです。
ああ、でも双子のユニゾンの面白さが半減するか・・・
やはりこれは小説のほうがいいのかな。

説明の地の文は泥棒の男。
会話に入ると、連続会話になるので、かなりテンポ良いやりとりが楽しめます。