彩雲国物語 雪乃紗衣

彩雲国という中華風王朝を舞台にした貧乏貴族お嬢様のド根性ストーリー。
紅秀麗は名門・紅家のお嬢様でありながら、貧乏暮らしのおかげですっかり庶民派のしっかり者に育ち、容貌は十人並みながらも家事教養音楽等には才ある少女。
そんな彼女が腑抜けだといわれる若き国王の教育係として王宮へ・・・。
少女小説なのですが(ビーンズ文庫)伏線を張ったり、謎の部分が多かったりで興味の持てるつくりです。
権謀術数渦巻く国政で秀麗がどこまで頑張れるのかという感じのお話でしょうか。
秀麗は努力家でかなり根性の入った子なんで、読んでて「すごすぎるんじゃないの?」てな感じですが(私はそんなに頑張れない〜)
登場人物も個性的なのがたくさんで、読んでいて楽しいです。

□彩雲国物語―はじまりの風は紅く
□彩雲国物語―黄金の約束
□彩雲国物語―花は紫宮に咲く
□彩雲国物語―想いは遙かなる茶都へ
□彩雲国物語―漆黒の月の宴
□彩雲国物語―朱にまじわれば紅
□彩雲国物語―欠けゆく白銀の砂時計
□彩雲国物語―心は藍よりも深く
□彩雲国物語―光降る碧の大地
□彩雲国物語―藍より出でて青
□彩雲国物語―紅梅は夜に香る
□彩雲国物語―緑風は刃のごとく
□彩雲国物語─青嵐にゆれる月草
□彩雲国物語―白虹は天をめざす