シャーロック・ホームズの冒険 コナン・ドイル 

 

コナン・ドイル, 延原 謙 / 新潮社(1953/03)
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倫敦に巻き起こる奇怪な事件を追って神出鬼没する名探偵シャーロック・ホームズは、その怜悧な推理と魅力的な個性で読者を魅了する。近代探偵小説を確立したホームズ物語の第一短編集。赤毛の男が加入した奇妙な組合のからくりを追う『赤髪組合』、乞食を三日やったらやめられない話『唇の捩れた男』など10編。意表を突く事件の展開、軽妙なユーモアがあふれる作品集である。

ホームズものは基本的に短編ですね。
どれも有名な話ばかりです。
特に「まだらの紐」は有名ですね。

『ボヘミアの醜聞』
ホームズが忘れられないかのアイリーン・アドラーが出てくる話。

『赤髪同盟』
大英百科辞典を写すだけで高給をくれるという「赤髪同盟」なる団体の謎。

『花婿失踪事件』
結婚式当日に馬車の中から消えた夫を探して欲しいと言う花嫁の話。

『ボスコム谷の惨劇』
父殺しの疑いをかけられた青年を救う話。

『オレンジの種五つ』
突然オレンジの種を送りつけられた青年が、死の恐怖におびえつつ、犯人を探して欲しいという話。

『唇の捩れた男』
紳士である夫が乞食に殺されたと言う婦人がホームズに依頼をする話。

『青いガーネット』
クリスマスのガチョウの中から出てきた宝石青いガーネットをめぐる謎。

『まだらの紐』
密室で姉はどうやって殺されたのか?

『花嫁失踪事件』
披露宴の席上から突如姿を消した花嫁の謎。

『椈屋敷』
ハンター嬢が家庭教師に出向いた先で、雇い主から風変わりな頼み事をされる。
その家には一体何があるのか?

ジェレミー・ブレッド演じる、TVシリーズでは
「唇の捩れた男」は良く出来ていましたね。
唇の捩れた男の顔がうまく出来ていたし、映像の流れ的にも原作どおりな感じで良かったです。

この10作のなかで言えば
もっとも有名で子供でも知ってるのは「まだらの紐」でしょう。
トリック自体は、果たしてこのようなことができるかどうかは多いに謎ですが(笑)
・・・多分無理だろなぁ・・・。
しかし、仮にもミステリファンなら必読です。

よく漫画家さんにパロディにされてたりするのは
「花婿失踪事件」
まぁコメディに仕立て直しやすいと言うか(笑)

ミステリ色が強いのは「椈屋敷」ですね。