ＯＺの迷宮 柄刀一
柄刀 一 / 光文社(2003/06/20)
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被害者は密室において矢で殺され、あるいは自分の描いた絵の中で溺れ死に、さらには半人半場の神話内生物として発見される。犯人は閉じ込められたまま殺人を岡氏、わら一本を残して密室を構成し、足跡を残さずに雪道を歩く。そして探偵は・・・・・・！？本格推理の魅力を余すところなく注ぎ込んだ、圧倒的な傑作！柄刀ミステリー最強のカタストロフィー！！
すべてで８話の短編集です。
探偵は３人。
舞台を日本アメリカと移して謎を解いていきます。
どれも極上の謎ばかり。
個人的には「絵の中で溺れた男」が面白かったですね。
他の謎も奇想天外で好きですねぇ（≧∇≦）ъ ナイス！
この方の作品で「ifの迷宮」というのがあるのですが、内容はまったく関係ありません。
タイトルからして続き物っぽい感じがしますが、まったく別のお話です。
この作品は順番に読み進めることをオススメします。
というよりもそうでなくては面白さが３分の１になってしまいます。
決して「あとがき」を最初に読んではなりません。
そしてすべての物語を読み終えたあと、見返しの「著者のことば」の意味に気付くでしょう。
作品のクオリティもさることながら、こういういろんな遊び心を出されるととてもうれしくなってしまいますね！